なんだこれ 17 風化する建物。

美術館など現代アートなど盛んですが、道ばたのあそこにあるなあと思ったする事があります。
手入れされなくなり、人の手を離れて自然のままに風化して行く建物など見ると、とても芸術的に見えてしまいます。
作者は時間か。


サロベツ原野に建つ、トタン倉庫。錆色のグラデーションがきれいです。
残った雪がアクセントとなっています。


これを見た時「!?」と感じました。理由はともかく、信号待ちの間に写真とりました。
あとでゆっくり理由は考える事にします。
本来はなにか書いてあって成り立つ広告塔が、役に立っていないところがいいし
空と、はがれ落ちた看板の模様が最高です。
っておもいませんか、、、。ちょっと弱気。

海沿いの小さなガソリンスタンドの、屋根。
もう「立ち入り禁止」と張り紙したいぐらい、錆びています。
毒キノコみたい。

ちょっと怖い、穴からサダ子が出てきそう。
北側の屋根が腐り、そこだけ雨水が落ちてピンポイントで風化してしまいました。
苔が生えていなかったら、この画像は没になるところでした。
もちろん人はもう住んでいません。

番外編として、ほんとの作品です。
これは倉庫の屋根に空いてしまった、自然の穴です。
そこに、このような、水滴のように見えるオブジェを垂らす事で、この穴全体が作品になりました。
制作者の想いが押し付けがましくなく、見事に調和していると感じました。
作家に聞くと、この穴を見てひらめいたそうです。すばらしい!(辻 朋子さん作品)

窓から見える海
何の建物かわかりませんが、あまり役に立っていないようなので、額縁っぽく、「海を見るための建物」とでも命名しておきましょうか。
安物のデジカメですみません。画像が荒いなと思う今日この頃。


もとへもどります。


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