秘密基地制作2009年 その11
脱線編


シルバーウイークっていうんですね。
この機会に念願の簡易クレーンを装着してみました。脱線編です。
近くに咲いている彼岸花の白いバージョンです。毎年同じ場所に咲くのですが、突然変異だと思っていましたが、そういう品種だったのすね。


念願の簡易クレーン導入!
このタイタンはバイク屋さんのサービスカーで、元々簡易クレーンが付いていたのです。
いただく時には取り外されましたが、土台部分は残してあった事もあり、いつか付けたいなと思っていました。

そもそも、簡易クレーンとは、動力も油圧ジャッキと、鉄骨からなるつり上げ道具です。
ユニックと呼ばれる移動式クレーンは、免許も取らされ、仕事でよく使っていた事もあり、使い道の広い便利な装置で個人所有すれば、アレもしたいこれもしたいと、夢は広がっていたのですが、、、、。

セメントミキサー「推定重量250キロ」の移動が一人では大変で、ついに購入に踏み切りました。
今まで数回クレーンあったらな、という状況では、人間二人で何とかなったのですが、
今回はミキサー敷地内で移動する事が多く、その為だけに人を呼べません。
呼んだら、「しょーもない事で呼ぶなアホ」って言われる。

さて、格安ドラゴンツールです、注文の次の日に届く、この便利な世の中。
このおもちゃの様な代物、かなり貧弱な作りです。
しかしこれが1万3800円です。どーよ!5人で焼き肉行ったらこれでは足りないよ。
自分の感覚では、5−8万ぐらいの代物ですが、、。

トラックの荷台に、穴開けて、補強の鉄板入れるだけなら、半日で取り付けられるかと思いました。
ボルトの選定や、全体の精度も大雑把で、動きのある部分にもう少しブッシュやワッシャーかませて、がたつきを少なくしたいです。これはわざとこうしているのか謎ですが、ネジ山もサビや塗料で塞がり、もう一度タップ立て直したりしました。

早く装着してみたい気持ちを抑えきれなくて、全体組み立てずに、土台だけ先に加工したので、全体組み立てると、荷台に干渉し、またやり直し。
荷台の腐食もあったりして、組み立てと修正加工などに、結果1日半かかってしまいました。
土台の加工はm16のボルトを使うので自分の持っているハンドツールでは歯が立たず、5ミリの鉄板で補強もしたので、 知り合いの鉄工所に行って加工しました。

今まで一人で動かすのに難儀したセメントミキサーが一人であがりました。感動的な光景です。
全体にミリミリ言って上がりますが、見ていると、竿も荷台の鉄板もきしんで、 こいつの許容過重ギリギリに思えます。
こいつはアウトリガ−を持たないので、ここらへんが限界かな。

使ってみての感想ですが、
当然油圧のユニックとは比べるべきでものではありません。
まあ、みたら分りますけれど、、、。

さてどうだろう、年にこれがあって良かったーとおもう事は年に一度?
その割には場所取るし、ネジが緩んだり、ちょっと気を使うね。(すぐ外せるけれど)
竿が実際は一段伸ばせるのですが、伸ばして60センチほど車体から出る状態、 トラックのすぐ脇につり上げるもの持って来ないと、吊れません。

ユニックのブーム伸ばしたりして、高所につり上げたりするものではありません。
これを使う用途の幅は狭く、条件が整えば2−3人分の仕事をこなす事もあるかな?ぐらいのものです。
ウインチ?のような物も着いていますが、これで引き上げるには、クレーンにかなりの横過重がかかりそうだし、これはあまり使わないかな。
それに比べると、親フックの方は、このブーム部分の支柱が斜めにオフセットしてあり、過重の重心が真ん中に来るように上手く考えているとおもいます。
今後、細かなカスタムを加えればそこそこいい物になりそうです。

後半、また始めからです。1年前の同じ頃同じ事してたような、、、。

だいぶストックした柱がありますが、ここで使い切らないと。
ということで、溜め込んだ廃材を救出。

ここでもまた、使えるのは数本しかなく、あとはボロボロ状態。
朽ち木のなかから、 あちこちから集めてきた柱は長さはもちろん、太さも(尺)?まちまちで、 どれをどう使うか考えていくと、おのずと使う柱が決まっていきます。
まさしく、適材適所です。

残り半分の柱を立てると、小屋の全体像が出てきました。
改めて8メートル四方の大きさが、実感でき、大きいような、小さいようなで、嬉しさもあるけれど、これで全部なんだと思うと、寂しさもあります。複雑なもんです。

中心の大黒柱に四方から柱が集まってきますが、あちこちのつじつま合わせががあるので、付け合わせると、中心の交差点はこんな事になります!ミリとインチと尺と適当が融合です。

多分この建物の中で一番の重量物だと思います。
推定重さ150キロ茅葺きの鴨居です。
4本中3本生き残りました。

横にするのはでかすぎるので、立てて柱として第二の人生?を歩んでもらおう。


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