秘密基地制作2009年 その12



2009年 10月 窓から見えた中秋の名月。かかっていた音楽は、sting moon light 偶然がしびれますね。


後半半分は、廃材の太い梁が使えた事もあり、安定度が全然違います。使っている9センチ角の柱は、正方形なのでたわみやすいです。

主に柱のような垂直方向の場所に使った方が良さそうです。(今更遅いけど)
半分ずつ建てるやり方では、出来上がると柱の構造が2系統に分割されることになり、理想的な構造にはなりません。

しかし素人が1度で成功しようとすると、下調べが大変で途中の変更も厳しくなりそうです。
やはり自分には半分ずつの方が合っていそうです。
実際良い廃材が調達でき、作業も、後半倍以上のスピードで進んでいます。
廃材の利用率も、目方で比べると半分以上使っています。

2回目味覚の秋です、作業しているときに、「ボトッ」と栗が落ちてきます。
廃材の処理もたき火で燃やすので、もらってきた芋や栗を一緒に入れておきます。

直火で芋を焼くと味は絶品。「子供は黄金の味」と言って喜んで食べます。
この場所で生った栗を壊した廃材で焼いて喰う、地産地消の極みです。

食べ物の移動距離無し、フードマイレージゼロ!
秋はいいよなあ、食欲や芸術ともいうけれど、僕の場合は「建物の秋」

屋根の片面、出来たつもりでしたが、頂上の柱のトタンの位置の関係で、悩んでいました。
雨が吹き込むのがイヤで、最終的には、切るつもりで前半はトタンを長くとっていたのです。

あと半分で終わり、となると先が見え、物足りない気持ちもありました。
そんなとき、放置していた階段が目に入り、天井を高くしてみるという事を思いつきました。

屋根のてっぺんをあと2メートル横にずらして、今の屋根を延長するということで、ロフトの高さを稼ぎます。

トタンを接ぐのはあまり気が進みませんが、それでも作業的にはトタンを切らずに済むし、居住的にも有効では、あります。

こうなると、やるしかないでしょう。 真四角の小屋作るのに、こんな時間かかって、扉も建物に貼付けるだけ、、、
の選挙の仮設事務所ではないのだから、面白い建物にしないと、自分が盛り上がらないもんね。

そんな時家に帰って寝る間も頭の中は柱のレイアウトなどで、図形が動き回っています。

野ざらしにして腐った窓枠です。おまけにチビがボール当ててガラスの真ん中割ってしまいました。
こんなゴミみたいなやつにも出番が回ってきました。
半分に切って、縦にくっつけます。

真ん中ガラス無ければこのような発送は生まれなかったでしょう。チビに感謝。

丁度玄関部分の柱の隙間に合います。
計ったように寸法がぴったり!?

こんな事がよくあります。
予期せぬ偶然の一致が度々重なります。 色んな廃材の単位の長さ合わさると、素数となりカオスとなり、この様な偶然がよく起こるのでしょうか?

冗談はさておき、
このような、古いガラスは、よく見ると表面が均一でなく波打ってたりしますが、それがまた景色が歪んで見えたりして、なんとなく好きなのです。

この様なガラス、ヨーロッパの車のフロントガラスの精度も今ひとつですね。
ボルボや、前に乗っていたパンダも景色が歪んで見えました。
こいつの場合はあまりうれしくありません。

10月7日 台風18号がやってきます。
平成最大級の規模らしく列島直撃です。
長いつっかえ棒、主要な柱に当てて、ワイヤで引っぱりトラックや地面に固定しました。
キツく締め上げすぎて「メリメリ!」といわせました。
これで壊してたら、これはこれでギャグのネタですが、、。

今晩は小屋で泊まりの番です。
中は吹き込んだ風で濡れてしまいましたが、建物自体はびくともしませんでした!
これで少し自信がつきました。

しかし高さゼロの基準としていた場所も3つになり、高さや場所の基準をどれも失ってしまった。
これを「漂流建物」とよぼう。


日々進行形


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