秘密基地制作2011年 その25


2011年 1月

「、、、、、、」
冬は静かになります。
訪問者も無く、外の音も無くなり、中でできる事だけをしていきます。


今年このまま進めば、だいたいの完成の年となりそうです。
暮れから正月は北海道行き諦めて、作業に集中しました。
長く外に放置していた、階段を付けます。
そもそもこの階段は、解体予定の民家から半ば強引に持って帰りました。
当時は階段職人がいて、それぞれの家に合わせて作っていたそうですね。
これ建物に、はまっているだけです。

床はまだどうなるか分らないので、階段端は2階に合わせました。
階段の据え付けは意外に簡単に付きました。
これで、2階への出入りが再開し、後回しにしていた可動窓や窓枠を付ける事にしました。
ガラスはテーブルゲーム機からの流用です。(投入金額シール付き)
確か、去年の5月頃に、窓加工がめんどくさくなり、やめてしまった以来です。
こんな早く階段付けれるならもっと早くやっとけば良かった、
これで二階部分の大きな穴が塞がりました。

この作業した夜、初めて小屋のガラス窓、内側から曇ったのです。
やっと部屋になったと感じた印象的なシーンでした。

思えば去年は屋根のみの小屋で、風の隙間に体を隠すような状態だったのに。
すきま風が気になるようになるなんて、、、。

今月のなごみグッズ。
オールドフリッパーピンボール、70年代です。
状態良く、だいたいの動作はします。
動作に一切、icを使っていません、電磁リレー制御です。
中のメカの動きを感じて遊ぶと面白く感じます。

ロフト部分では、すでにミニ四駆専用コースが出来上がって盛り上がっています。

高校の時には犬小屋しか作れない自分だったのに、それが不要品集めて 作った空間の中に、今、自由に遊べる場所が生まれ、冬でも凍える事なく人が楽しめる事にちょっとした、達成感を感じます。

今年は何年かぶりの大雪の年でした。15日は一日で40センチ近く降り、車、入れるがやっとです。
あまり雪が多いと外で動けないので、中の地味な作業になります、 音の無い真っ白の雪の日、一人小屋の中で釘抜きしているってのは、それはそれで優雅なひと時かもしれないですね。

外のものまとめて全部白くかくしてくれる雪の日は好きですが、、、。
扉の中は同じです。

1月後半から、床の施行に入りました。
作業スペースを確保するのが一苦労。

ここは手持ちの材料が無く、仕方ないので新品を買う事にしました。
前から目を付けていた400×18×4センチぐらい、表面加工済み、破風板という用途の材料です。
大きさは足場板ですね。
値段に目がくらみ、後の事は不明。床材にするにはすぐ凹み柔らかいです。
これを使うことにした決め手は、材料の側面が正確に切り出してある事です。
床材として隣り合わせて使う為に、この部分がぴったり合わせられそうで、購入する事にしました。
大きさは昔の足場板、それで驚きの価格1080円 このプライスで負けました。
これホームセンターに山積みで売ってあります。良く品切れをおこしている人気商品です。

板を乗っける基礎部分の梁の水平をとるのが、めんどくさい作業。
周りで固めたコンクリを基準に、水平に合わせるのですがそのコンクリの水平があまりでてない。
高さ合わせにセメントとレンガとで微調整します。
70センチおきに、4、5×6センチの垂木を設置しました。
塗ってるのは防腐材。

12枚並べて約3m×4m床ができました。
このコストは1万ちょっと、仕上がりがよく見えるので、満足しています。

土間から床が生まれると、かなり雰囲気が変わります。床と呼べども、今は床の間のように、上級の場所となり、
待ったましたとばかりに、今まで湿気と凸凹と土砂にまみれていた事から、解放されました。
下で待機していたものが、すぐ上がります。
しかし、物の量には自分ながらにイヤになるね。

これ、人間の住居の歴史としたら、いつ頃の時代でしょうか、、、、。
弥生式住居から、平安時代ぐらいにに進化しましたね。

土間側から床ばり見ると、とても気分がイイものですね。
撮影スタジオのようにもみえます。映画村。

でもこれ、全面床ばりにしてしまうと、床の存在が消えてしまいそうな気がしてきます。
わざと土間を残し、板ばりの高さを演出させる部分を残しておきたくなりました。
ロフトも空きスペース残した意図と同じで、空間に変化を付ける作戦です。
そうすることで、材料の節約にもなるし、通風の問題もなくなるし、空間が立体的に使えます。

いやーそれにしても月末は毎日のように雪が降りました、日本の各地で大雪の被害が出ているようです。
夏は暑かったし、今年は極端ですね。

この建物も屋根に30センチは雪が積もったと思いますが、重みは大丈夫でした。
雪ズレ止めの工作してないし、そこそこ勾配が付いているので、ある程度溶けたらどんどん落ちていきます。
軒下には雪の塊が。落ちながらトユの部分を巻き込んで、ゆっくり落ちていきます。

トユの金具も結構な加重がかかっているように見えます、このような想定してなかったので、ハラハラします。
一年通して建物に関わる現象見ていかないとダメですねえ。

今月のお客さん
最北仲間、近年、コンスタントに元旦宗谷通っているつっしーさんの車。
2011年は、セローで走破しました。
トヨタのクイックデリバリーバン、個人所有としては珍しいですよね。

こりゃ、車というよりも、動くガレージだ。ガレージが時々動いているように思えます。
北海道行く時は、ここでバイクを下ろし、2輪に乗り換えて舞鶴のフェリーターミナル目指します。
ま、サンダーバード2号みたいなもんかな。
ことしも無事に達成できました。
陰ながら最北チャレンジャーのお手伝いできる事が、行けない年の自分への慰めになります。
細かなスペックや、詳細の画像はこちらのサイトで紹介してあります。

レースや、イベント事に使うバイク好きのトランポ選びとなると、ソコソコ使えるハイエースもいいのですが、より趣味性に偏れるとすれば、この車あたりが、 選択肢の突き当たりでしょうか。その手前にはデリボーイもあったけれど、今は廃番です。
いすゞのルートバンなどもありますが、荷室のスクエアな間取りや背の高さで、この車にはかないません、事務ロッカー背中にぴったり壁に据え付けられそうです。
ボディに丸みを付けてないので、荷室のムダなデッドスペースは生まれにくいです。
タイヤもフロント14インチと、経済的なサイズです。

運転席によじ上るって感じで、ステップ上がります。視点は4トン車の運転席よりも高いです。
この高さが印象に残る車です。
運転席はちょっと前のハイエースカラーですね。懐かしい。
用途が、近中距離の宅配車として生まれてきている訳ですから、ギアの設定はロー設定です、5速ありますが、実質4速ですね。
コラムシフトで狭いパワーバンドの範囲内でシフトアップしていきます。
見た目でかいので、運転はさぞかしめんどくさそうですが、ハンドル切れ角は深くまであり、狭い道でも切り返しなしで、回転できます。

この個体には、フォークリフトなどに付いているハンドルに「ノブ」を付けて一気に回せるようにしています。
実際、これあるとないでは、大違い。必需品です。
重心が高いので、ジャイロキャノピーみたいに、タイトなハンドル操作は苦手です。

本人さんは、某自動車会社員です、プライベートではボランティアで、オートバイによる災害支援活動をしてらっしゃいます。

中には、バイク2−3台+部品+工具など置いとけることになります。
車って人が乗っていない時、仕事はしていません。しかしこいつは止めている時も倉庫の仕事をしていると思えば、利用価値高い車です。
住まいまでの400キロの帰路、見送りました。
このような、特装車?での長距離移動は疲れそうですが、気合い入れて運転する乗り物も少なくなり、運転=楽チン移動が当然の今、高いコックピットはちょっと前の戦闘機に乗り込むようで、かっこいいです。「思わず一緒に乗せてくれ」というのを我慢しました。

発進時、ドアをスライドさせる仕草が、戦闘機のキャノピーを閉める仕草に見えました。

good luck !


2011年2月へ


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