秘密基地制作2011年 その26

2011年 2月 

マイナス5度あった。
冬の北海道では、−の気温が普通なので、マイナスは省いて言います。「今日は5度だね」って言ってました。
こちらも寒く昼間でも2−3度です。(+の)

こんな日は身が引き締まるな。

さてさて金がない。
冒頭から金がないとは情けない。
こういう時は何かしらオークションで売るのですが、パソコン故障中。これまた直す金がない。
床板買うのにどうしても現金がいるのですが、あと全体の3分の2程残して、工事ストップ。
ほんの数千円で片側は埋まるのですが、無いもんは無い。
空いた時間は思考タイムになります。
こういう時も、ままあるわ。
床貼りしてから、次の困ったちゃんがでてきました。
四方コンクリで埋めた線に沿って床の水平貼りましたが、そもそもこの建物自体基準が2つも3つもあり、
それが今床で1つになろうとしている事で、今までの誤魔化しが表面化してきます。
左右の高低差5センチぐらい、これを木の床で誤魔化しましょう。
ま、全ては身から出た錆。
人に施行してもらうとこれを欠陥住宅、自分でやると、味わいのある建物、と言う。

現在小屋周り雪水でドロドロ、小屋の中は砂とホコリで、そんな泥まみれの足で床の上歩くともう床がスゴい事になってしまいます。
最初は土足で入れるラフな小屋にするつもりでしたが、とりあえずの今は床はスリッパ用意して上下別けています。

床貼りは早く作業進むし視覚的にも大きく変化するので、楽しいです。
その下で支えの基礎にしているのは今までストックしていた、壊れたレンガやブロックです。縦にしたり横にしたりして、土間から床までの高さを作ります。
レンガなどは動かないようにセメントで固める事もありますが、そのままのところもあります。
前の茅葺きはでかい石ころに、基礎の柱は乗っているだけでしたから、まあいいかと。

ロフト部分で大人が四人、上がるとミシミシ音がすることがありました。
ミニ4駆時ね。
プロの大工さんにこの建物ロフトの柱の強度は倍欲しいと言われていました、いずれはなんらかの補強入れたいと思っていました。
茅葺きの時の柱を使う事にしました。腐っている部分切り落とし床にはブロック入れてゲタかませ、ロフトのつっかえ棒にしました。

ここで柱が一本入ると、小屋の中があら不思議、物置から民家に見えるようになると思うのですが、いかがなもんでしょう?
例えて言うと、なにもない金魚鉢に1つ、石を中心でなく、すこしずらした場所に置く事で生まれる、収まり感、、、、。
それに似た感じです。

これ、和風の見方かなあ。
特に和風が好みではないのですが、
柱に古材を使い、防腐剤塗ると、一気に和風の板場になります。
そんで、土間もあったら、そのまま前の茅葺きの感じと同じだわ。
逆にどちらかと言えば、持っているグッズは70年代アメリカンなものが多く、今後ミスマッチとなるかもね。
床を張り出してから、建物は骨格から、中の間取りや、インテリアの領域に入っていきますね。
これはこれで、楽しい思考。
なにしろ、秘密基地を作るにあたっていずれはいると思って溜め込んだ古今東西の物の数々。 全ては、「新しい基地にいるんやから!」の口実でここの敷地を廃品置き場として使ってきた訳で、 その言い訳を形にして一気に名誉挽回できるか、しなくては、、、ムリか。

玄関部分、入ると小屋の全てが四方見渡せるって言うのも味気ない。
ここは、玄関の前の柱からスタートして中に入るまでの、アプローチを考えたいと思います。
しかし、床を3分の1貼って思うに、ここまでくれば完成までもうちょっとです。
うんうんだいたい先は読めましたぞ。

「ロフトのある山小屋風」が完成、そこでまったりと趣味のひと時を過ごす事になるのでしょうか。
そう思うと、この床もそのまま最後まで並べるのが悔しくなってくる。
こじんまり収まりたくない。なにかもう一工夫、収まらないものが欲しいです。
考えたのは、横の床と縦の壁の境界線をなくした「床壁(ユカベ)」
床から徐々壁に変わる、反比例の様な曲線で出来た壁です。
なにも置く事も出来ない、役に立たない。ムダな部分。
これはもう実現思想にないですが、こんな事を考えています。

土足か、スリッパ、か。
スリッパねえー、なんかパタパタ音がするし、カッコ悪いんだなー。
電話カバーに似た、小市民的な、アイテム。

今まで壁際に置いていた、棚系の不動物を動かします。 床上に置き直す事で、空間がますます部屋らしくなります。 出来るだけ、床上にあるモノにはキャスター付けて、すぐ移動できるように考えています。
その為には制限のかかる柱や壁などは、極力無くして、物に閉じ込められない、広い空間を維持していきたいと思っています。

改めて施行した小屋の作りを見てみると前半はちゃちなホームセンター材料と、程度の悪い廃材の組み合わせで、形にしようと、もがいていたあとが分かります。
良い廃材を見つける事が出来ていたら、もっとスマートに柱の数も少なく、強度は高く、出来たのになあ、 と思います。

廃材をもらいにいった新築現場も、、冬場はニューファミリーが電飾チカチカやって景色になじんでいます。
ここの現場では、あの部品、ここではあれもらったとか、そんなお家が何件もになりました。
このお家の材料でうちの小屋が密かに?建っているっておもうと、ここのなにも知らない住人にはちょっとした秘密みたいで面白いです。

新築現場からでる廃材は、ほんと多量の切れ端しかありません。でもこの端くれが必要な事も多く、
買ってきた長い柱を短く切る事は殆どなく済ませられました。
暖かくなると、乗り物系の作業が出てきます。

去年からコツコツやってきたスタウトをこの春に復活させる事にしました。
まだまだ不完全な部分ありますが、これ以上時間が経つと次のサビも出てきそうで、 とりあえず乗りながら手直ししていく事にします。

画像はボンネットの錆び取りです。
以前いただいた、ジャンクボンネット、まさかこちらの方が本命になるとは、、、。 しかし程度のいい方でこの状態とは、、、穴もあいているし。

今月の和みグッズ。

川西コンプレッサー製作所、今もあるのかね。
圧力が上がらないと言うジャンク品をいただきました。

これは回りっぱなしのタイプで、ソレノイドの心配は無いですが。
このタイプは絶えずモーターが動いているので、 プライベートガレージでは、ちょっと不向きかなあと思うタイプですね。
モーターはオリジナルのようではなさそう。

でもそれが、やるぞ!って感じで心強い一品。(動けば)
現在、サンドブラスト時、性能不足で、エアーが追っ付かず、はかどりません。
こいつを直して、エアーを並列につなぎエアー立ち上がりスピードを高めたい。。
コンプレッサーの不調は吸入バルブのサビ固着、リリーフバルブの固着、してただけで、 圧が7キロまで上がるようになりました。ヘッド開けるのに、モンキーと、メガネレンチの2本しかいらないというのも、気持ちいいです。

バルブ代わりにある金属の板は、黒ずんで動かないスプリングと固着していました。
コンパウンドで磨きます。しかし、バルブあたり面が荒れていて、効率悪そう。
これでボンネットブラストのあと、下塗りしました。
圧力待ち時間も最短で済み、単品なら使えませんが、補助としては十分でした。

今月の和みグッズ2。

解体屋さんから、もらったでかいガラスケース。
元々カメラ屋さんの陳列台。
タミヤのトレーラーの置き場に、ジャストサイズ!


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