秘密基地制作2009年 その13

2009年 11月 

秋は祭日も多いですが、他の行事もあり、思った以上に進まないものです。
(予期せぬトラブルもあるしね)


「bud luck」
今日はそんな日、、、、。
ボーッとしてたのか、手元が滑って屋根から柱を落として、足場にしていたタイタンのガラスにヒット!
「、、、、、」
しばらく呆然としました。
正直、修理代がどこからもでないよ。
当分乗れなくなる。
作業台にしている車だから、ある程度あり得た事だけれど、いらぬ手間がかかることは間違いなし、なにやってんだか、、。

気を取り直したつもりが、その後、柱の全然違う場所に穴を開けたりして、、、。
まだ、動揺しているみたいだ。

「使われる事を拒否する穴」と銘打って、アートとして処理しましょう。
あかん、こんな日は、何もしない方がマシだ。
証拠の写真を撮ろうと思ったら、デジカメの液晶が割れていたりと、、、、。
よくないことは重なります。

5万から10万の出費覚悟してたけれど、中古のタイタンのガラス探してたら、びっくり!チャイナ製で新品で6000円ぐらいからあるのです。ゼロ一個間違ってない?

こんなものが1万円以内とは世の中ってなんかおかしくないか?!
こんなので日本の企業が太刀打ちできる分けない?!
40万円ぐらいで車一台出来てしまうのでは?

しかし、ここまで安いと日本製の純正品を買うことは現実できません。
ちょうどと言うか、なんというかフロントの窓枠aピラーの腐食があり雨漏りしていたのです。
ついでに腐った部分の板金をしつつガラス交換したい。
そしたら、気分的に収まるのだけれど、、、。。

2枚ぐらい割ってもまだ安いから全部自分でやってみよう。
前に仕事で2度重機のガラス交換はした事がある。でも一枚割ってしまった。
成功確率50%

今回は愚痴になってしまいました。
十分でない状況こそ、生まれるアイデアや工夫もうまれるということもあります。
こうやって作業していると、いる道具ってそんなになくても出来るのですね。
最初は足場や、ユニックなど必要と思っていましたが、なくてもそんなに困りません。
最初から借金覚悟で、大工さんに倉庫作ってもらっていたらいろんなこと考えなくて済んだのですが、
そんなことは承知の上で自力でやっているのですから、とやかく言う筋合いはありません。
例えば、無尽蔵に材料が選べるとしたら、選択肢が多すぎて少し悩みそうですが、貧乏の場合選択肢はありません。

目の前にあるモノの中から、順序つけて選ぶしかないのです。
同じサイズの廃材でも長さはまちまち、選ぶ時は最小の切りくずしか出ない物を選びます。
とにかく使う前には材料の釘抜きから始めます。
連続でやると汗をかくので夏場はイヤな仕事でした。
抜いた釘(数百本)、たき火の後に残る焼けた金属類も集めて、まとめて屑鉄屋さんに持って行きます。

「昭和30年代か!」と自分突っ込みします。(生まれてないけど)
生え過ぎてあまった芝生の端っこをもらってきて、移植します。
うまく根付けばいいけれど。

いくら廃材を使っているからといっても毎月小遣い一万円の中でやりくりできるわけない。
どうしても現金で買わなくては行けない物は、防腐剤、金具、屋根類の材料などで、必然的に今まで溜め込んだ物を切り崩して現金化しなくては。

数年前までならバスの臨時収入があったのですが、この不景気からかほとんどなくなりました。
そんな時にホームセンターでは資材の大バーゲン!いずれいるのだから今買っておけば、かなりの節約になるのは分っているのですが、手持ちのお金が全くないから買っておけないこの現実。あぁ、貧乏人は貧乏から抜け出せないこの仕組み。

いままで以上にコストを下げないと他の物の購入もままならない。金具も多量に使うので、いっその事金具を木の端材で代用できないかな。
を検討中。

材木の2000円は仕方ない値段だけれども、小さい金具20個と同等というのは、納得いかないな。
この金具も鉄鋼材料のアングルを高速カッターで切って、ドリルで穴開ける事で事足りそうですが、どうだろう、一個作るのに、 2分、20個で40分、ドリルのコストもあるしなあ、多分剛性も足らなさそうで、こんな事で時間を使えられないか。
やっぱりそこには効率という敵?が潜んでいるのでした。

今回はフロントガラス交換のレポートです。
建物建設のコーナーなのになんなんでしょうか。

この作業の山場はガラスの外し始めです。きちんと収まっている物を無理矢理起こそうとする訳ですから。
イントロ無しのいきなりのクライマックスです。

ガラスの交換に必要な物が何か分りませんが、結果、役に立った物はステンレスのスケールと、お好み焼きのコテです。
固さ、しなり具合、とても使いやすいです。工具箱に入ってて良かった。

重機のフロントガラスはゴムとガラスを一体化にして、細い糸を入れて、丸ごとフレームから外したとおもいましたが、タイタンは前面からガラスだけ、外すのが良さそうです。

最初は冷や汗が出ますが、中盤まで進むとだんだんやりやすくなります。
車のタイヤ外す作業になんとなく似ていますね。
1時間程で外せました。

ゴムの隠れた場所で腐食が広がっていました。
今まではゴムめくって、錆び止めを塗り付けるだけでした。
タイタンの寿命はここで決まると思っていただけに、これで直接補修できる状況に少し嬉しさがあります。
ケガの功名かな。

ガラスは注文後すぐに到着、ガラスに気泡やゴミが入っているという粗悪な物ではなく、見た目はは素人の私には違いがよくわからないレベルです。
斜めに透かして見ると多少景色が波打って見える事もありますが、国産のガラスでもこのように見える事もありますし、とりあえずは合格です。

早く付けろとせかされているようですが、こういう物は焦るといい事ないと、失敗から何度も学びました。
ピラーのサビを補修したり乾燥させたりと、団地の清掃でトラックを使う日の、前日まで忙しさにかまけ取り付けを後回しにしていました。

しかし今は、12時間後にはガラスがついていなくては、あてにしている団地の皆さんに多大な迷惑がかかります。
こんな時に限りまた寝不足でへとへとだけど、全部自分の事だから仕方ない。
取り付けは外すより意外に時間がかかりました。

かなり腐食が進んでいて、コーナー部分が無くなっていました。
パテを使って埋めるのも用途が違うようだし、板金の世界かもしれません。
どちらにしてもぼくの出来る範囲を超えていますので、ここは塗るだけにします。
錆び止めの黒い塗料はpor15です。
見た目はこの際おいといて、ひたすらたっぷり塗り付けます。
しばらくはサビの進行止められます。

ガラス装着後、微調整で、モールが動いて欲しいとき、動かなかったり、動かなくていい時に動いたり、難しいもんですな。
コーキングボンドは元々あまり使っていないように思えたので、今回も上の部分に薄く塗っただけで、あとはゴムとガラスの密着にまかせよう。
ガラスの場所が半分以上落ち着いてきたら、少しづつ遊びの部分がなくなり、作業が進むに従ってやりずらくなることが分りました。

外す時とは反対です。金属のコテで押さえつけると、ミリミリとガラスから音がします、最終、短い鉛筆の後ろで押さえつけました。

鉛筆がやせ細り、指も思い切り使います。モールは再使用しましたが、弾力もあり、かなりムリさせましたが切れる事はありませんでした。
行程最後の4分の1で、時間半分使いました。取り付けは2時間程かかりました。
あとちょっとの図

団地の清掃に間に合いました。やれやれ。
しかし今回のアクシデント、勉強代金はガラス代8100円代引き送料込みで済みました。
これでガラス交換の成功率62、7%まで上がりました。ちゃんちゃん。

雨漏りの実験はまた後日しますが、もう1つの実験、ガラス無しで走行するとどれぐらい運転席に風が舞い込むかの実験をしました。
これは今しか出来ないからね。

仕事場での会話でガラス無い車に乗ったら風が入って運転なんか出来ないか?意外に風が吹き込まないか?と議論になったのです。
実際は時速4−50キロでの室内はハンドル近くまで身を乗り出すと、確かに巻き込んだ風で大変ですが、シート深くまで下がるとそれほど影響感じません。
試しに横のドア窓開けると、風が一気に入ってきます。
やはり空気の抜け道のない空間では、前面にガラスが無くてもある程度の風は防げると言う結果となりました。

朽ち木にでかいキノコが生えている!
「きしょくわるー!」子供らは、つんつん突いて、騒いでいる。
子供ってすごいねえ、見る部分が違うというのか、広範囲と言うか、マクロ的と言うか、なんなんでしょう。
一応獲物なので家に持って帰って食べられるか調べた。
でかいけれど椎茸に似ている。生えていた木も菌糸の穴が埋め込んである。
椎茸のようだ。次の日思い切って焼いて子供らと食った。
食べた直後、苦しくなって、のたうち回って、倒れ込んだら、子供らは顔が引きつっていた。冗談が通じなかった。

本格的な秋になり、分厚い作業着に衣替え、なにげにポケット探るとレシートではない紙の固まりが!
1万4千円様がしわくちゃになって入れてありました。
おっーおー!過去の自分からのプレゼントだ。何の現金か全く憶えてない。
裸でお金ポケットに入れるクセがあり、こういう事が時々あるのです。

まったくの自給自足の出来事なのですが、去年はまだ資金難ではなかったのかな?
正直この時期助かったー!
屋根に敷くシートが買えなくて困っていたのです。
これで、幸運の上昇気流に乗ってしまいたいよ。


日々進行形


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