秘密基地制作2011年 その30

2011年 9月 雨ニモマケズ

夏から秋へ、、、、

夏期は比較的時間に余裕があるのですが、振り返ると、暑い夏に作業がはかどったためしがありません。

こんな夏、作業行き詰まると、作業レポート読み返し、去年の今頃は何してたかと、このサイトを見て振り返ります。
例えば、去年の今頃は、建物、内側の土間コンクリ打ちでした。あんとき「しんどかったなー」なんて、感想がでます。
作業も一年単位で見ると、大きくに変化しています。
去年は中でくつろぐ場所はなかったのですから、たいしたもんだ。
てことで、まあ、また頑張ろうか、って気分になっていく訳です。

9月前半後半2つの台風が着ました。前半の台風12号は。数年ぶりの 直撃ということで小屋にとっては初の対決です。

敵の特徴はとても動きが遅く、雨風の範囲は広いという事です。
この際なので、小屋がどうなるのか心配で泊まり込みする事にしました。
2階ロフトで横になり真空管ラジオで台風情報聞きながら、夜中寒くなり革ジャン着て、寝ました。
キャンプみたいでちょっと嬉しい状況です。

外に立てかけてある材料が倒れると、「ガラガラガラ、、、」「バッターン」って音がして、 ビックリしますが、建物自体には変化無く、ミシミシすら揺れる事ありませんでした。(ちょっと言い過ぎか) ミシミシぐらいはしたかな。まあ、台風実地試験は合格でしょう。
この台風、奈良和歌山地方に多くの被害を出したということです。


やっと、足元悪いこのガレ場がガレージになりました。
新旧2台。しかし新の方も、20年前ってのが、どうよ。ですが。

入り口の段差も、多めの鉄筋を入れたので、割れる事無く入りました。
車が屋根の下にあり、尚かつ、土間がコンクリの風景は、とても、とても、落ち着くのです。個人的に。、、、。
ガレージ横の壁は、2重の壁にする為に、中に断熱材入れて、外側は有り合わせの板で 壁にします。汚れ、分厚さ問わず、板ならなんでも貼付けます。

正面入り口付近の作業です。第一印象を決める場所だけに、こってみたい場所。
先ず、軒を作る前に、やることが、、、。
強度を上げる為に軒先に突き出した柱に、外側にもう一本足して、建物の骨格を外側から強くしたいのです。

この建物の二階部分の高さの柱は、全て後から一階部分に乗っけただけで、 ちょっと貧弱かなと思っていて、 1ー2階を通し一本の柱で強度を上げたかったのでした。
柱の足りない部分の1メートルはバルコニーらしき物作りあとは柱組み合わせて、冒険っぽい雰囲気にしました。

長く放置していた柱なので、反っているものが多く、ジャッキかませたりして、修正しながら組んだので意外と時間かかりました。
この場合どうなんだろうねえ、反ったままを利用して使うのがいいのか、元の形に矯正したほうがいいのか、、、。

久々の柱系の作業に戻ってみて改めて気がつきました。
骨組みの組み立て構想は、作業も含めてとても楽しく感じます。
目の前の建物に想像した柱を組み合わせ、それがどのように 力を受け止めたり、分散させたり、脳内cad?が動きます。かなりええかげんですが、、、。

いよいよ軒先です、ようやくここまでやってきました!。
左右にある柱を利用して軒下の支えになる手がかりを仮の棒切れ立てて 支えの割り振りを考えます。
ここで合わせるのは、隣の軒先の勾配と、ドアーの開閉の邪魔しない様に 柱の位置決めします。

この軒先はのべ3日間やるぐらいのペースです。波板はスクラップのトタンに色塗って再利用。
あちこちで壊した小屋のマシなのをとっていたものです。
長さ錆び方もまちまちで、場所に合わせて最善ものを使います。そうなると不思議とここしかない、という場所が浮かび上がります。

樹脂製の波板もあるのですが、使えなくなると厄介者で、燃やせないし、かさばるし、、、、。
その点金属製のトタンは、屋根の役目が終わっても、被せるシート代わりになったり、 畑の獣柵になったりと、古くなるごとに使い回せます。
最後はほっておけば錆びて消えてなくなる?!か。

軒先を支える柱はスマートに収めず、わざと沢山の小枝で四方から支える事にしました。
今までは四角四面のムダが無い形だったので、斜めや凸凹を全面的にだしました。
山賊小屋とか、ツリーハウスみたいか。
この枝は、元々茅葺きの時の垂木の役目をしていたものです。
長年燻されていたのか、とても耐候性あるとおもいます。。

おまけ
この水中ポンプ、もう20年ぐらいは使っているでしょうか。
元々は実家で植木の散水用として軽く使っていた物ですが、 今は井戸水のくみ上げや、泥水の吐き出しなどヘビーに活躍しています。

最近動き始めが渋く、トンカチで叩いて動かしていましたが、大雨の雨水の処理している真っ最中に止まってしまいました。

シャフトのブラシ側のベアリングがダメで、近くの部品屋で同じ物調達し、すぐに復活しました。
本体はoリングやパッキンで3分割されている物で、気密性が心配でした。
中の状態はとてもよく、気持ちのよい作業でした。

さすが国産です。

コレが思いがけずスムーズに直せたので、 調子に乗り、貰い物で壊れ物の高圧洗浄機を直すことにしました。
モータの音はするのに、圧が上がらず、そのうちモーターも固着して動かなくなってしまいました。
チャイナ製です。
実勢価格1万円ぐらいのものでしょうか。

水をどうやって電気で圧力に変えるのか興味あったのでダメ元でばらしてみました。
バラさなくてもチャチな造りは分かりますが、絶縁も適当で、電源抜かないでばらしていたら ビリビリしたりしながら、分解しました、機関部分はそこそこのできです。
原因は心臓部のピストンでした。
錆びて固着していました。

アキシャルピストンポンプ、というパワーショベルの走行モーターとして使われているの見た事あります。
固着した原因は、ピストンのメッキ部分が弱く錆びてしまった事でしょうか。
ピストン部分クランク側は潤滑油で満たされているはずですが、水と混じった白い液体が、 ボルト緩めると「ビャーッ」って飛び出してきました。
「???」。

とりあえずサビを落として組み付けました。
再始動したところ、順調に水が飛び出します。ノズルガン持っていると、水の反動が返ってきます。
この手のものバカにしていましたが、あってもいいかな?なんて思えるぐらいです。
2ー3日して、塗装する前のホイールを洗っていたところ、水の色が変。

「あーっ!」油が混じってる。
せっかく油分抜いたホイールが、油まみれ!
楽してるつもりが、実は余計な事。
何やってんだか、、、、。
これで調子に乗った勢いは無くなりました。

本日のお客さん。

カブトムシ、でかい虫が飛んでるなあーとおもったら、こいつです。
どこから入ってきたんだろう。
メスです。虫は飛んでくるんだけどなー。


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